20代で投資をはじめるべき理由

お金
20代で投資をはじめるべき理由

今回は、20代で投資をはじめるべき理由を解説します。

20代は、稼ぎも少ないし投資をする余裕なんてない!少額しか投資できないなら意味がないんじゃないの?と思ってる方が投資をはじめるきっかけになれば嬉しいです。

投資の重要性

お金の生る木を育てる男性のイラスト

そもそも投資はなぜ必要なのでしょうか?

毎月の給料を先取り貯金して使えないようにしておけばいいんじゃないの?と考えている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、貯金だけで将来に備えるだけでは不十分な可能性が高いです。

インフレ対策

貯金だけでは、備えが十分ではない理由は「インフレ」に弱いからです。

インフレとは何かご存じでしょうか?簡単に言うと、モノの価値が上がることです。
10年前は1個40円で買えた果物が、今は2倍の80円で売られているという場面を想像してください。

10年前も今も同じ価値の果物のはずなのに、買うためには倍のお金が必要になります。
これがインフレです。

身近なものもどんどん値上がりしていますよね?
今、100万円の貯金があるとして、10年後、20年後その100万円は同じ価値を保ったままでしょうか?
今、100万円で買えるものは、10年後、20年後も100万円で買えるでしょうか?

なぜ投資をはじめると良いのか?

投資は、インフレ対策にもなります。
投資を始めることは、将来の財務的安定と自由を築くために非常に有用です。
100万円が100万円の価値を保っていられないのであれば、現金貯蓄だけで十分な備えと言えるでしょうか?

また、20代のうちから投資を始めることで、金融リテラシーを向上させ、自分のお金を効果的に管理するスキルが身につきます。これにより、長期的な資産形成が可能となり、老後の生活資金や大きな夢を実現するための土台を築くことができます。

20代で投資をはじめるべき理由

お金と電卓を持った女性のイラスト

20代で投資を始めることは、将来の経済的安定と成功に向けた重要な一歩です。若いうちから投資を始めることで、時間を味方にし、複利効果を最大限に活用できます。また、金融リテラシーの向上や長期的な資産形成が可能になり、リスクを取る余裕も持てます。
具体的な理由を詳しく見ていきましょう。

時間を味方につける

20代で投資を始める最大のメリットの一つは、時間を味方にできることです。投資の世界では「複利の力」が重要な要素となります。複利とは、利子が元本に組み込まれ、その元本がさらに利子を生む現象です。これにより、時間が経つほど投資額が雪だるま式に増加していきます。

20代で投資を始めることで、この複利効果を最大限に活用できます。例えば、毎月少額でも定期的に投資を続けると、長期間にわたって資産が着実に増加します。また、若いうちはリスクを取ることが比較的容易で、長期的な視点でリターンを期待できます。たとえ一時的な損失があっても、時間が経つにつれて市場の変動を乗り越え、回復する可能性が高くなります。

さらに、早期に投資を始め、実際に経験を積むことで、投資に関する知識やスキルが磨かれ、将来の大きな投資判断に役立ちます。20代のうちに投資を始めることは、時間を味方につけ、長期的な財務的成功への第一歩となるのです。

金融リテラシーの向上

20代で投資を始めることは、金融リテラシーの向上に繋がります。若いうちから投資に触れることで、株式市場や経済の動き、リスク管理の基本を学ぶことができます。これにより、自分のお金を効果的に管理し、将来的な資産形成を計画的に行えるようになります。

また、金融知識を早期に身につけることで、将来の大きな投資判断やライフイベントに対しても自信を持って対応できるようになります。金融リテラシーを高めることは、豊かな人生を送るための重要なステップです。

リスク許容度が高い

20代で投資を始める大きな理由の一つは、リスク許容度が高いことです。若いうちは、多少の損失が発生しても、挽回するための時間が十分にあります。そのため、高リスク・高リターンの投資にも挑戦しやすいのです。

また、長期間の投資により、市場の変動に対する耐性が自然と養われ、経験を積むことができます。これにより、より賢明な投資判断ができるようになり、将来的に安定した資産形成が可能になります。

初心者におすすめの投資先

ここまで、20代で投資をはじめるべき理由を説明しました。次は20代の初心者の方におすすめの投資先を紹介します。
投資の目的やリスク許容度によって投資先は変えることが望ましいです。また、複数の投資先に分散投資することはリスク分散にもなるので非常におすすめです。

投資信託

投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を一つのファンドとして運用し、株式や債券、不動産などに分散投資する金融商品です。様々な金融商品のパッケージをイメージするとわかりやすいです。

プロのファンドマネージャー(投資の専門家)が運用を担当するため、個人では難しい高度な分析や戦略を活用した投資が可能になります。
プロに運用をお任せするので、手数料を支払う必要がありますが、ほったらかしで資産を増やしてくれると思えばラッキーな仕組みですよね!

投資信託の仕組み
投資信託の仕組みのイラスト

投資信託の最大のメリットは、少額から分散投資ができる点です。例えば、日経平均を構成するような株を100株ずつ買うとなるとかなりの資産が必要になります。その点、投資信託は金額指定で購入できるので少ない投資額で、多様な資産に分散投資できるため、リスクを抑えながら投資を始めることができます。

次に、投資信託は運用の手間がかからない点も魅力です。プロのファンドマネージャーが日々の運用を行うため、自分で市場を常に監視する必要がありません。忙しい学生や社会人でも、手軽に投資を続けることができます。

さらに、投資信託には多様な種類があり、自分のリスク許容度や投資目標に応じて選ぶことができます。例えば、安全性を重視するなら債券型投資信託、成長性を重視するなら株式型投資信託、安定した収益を求めるならバランス型投資信託などがあります。

一方で、投資信託にも手数料がかかる点には注意が必要です。購入時や保有中に発生する手数料を確認し、コストパフォーマンスの良い商品を選ぶことが重要です。

総じて、投資信託は20代の投資初心者にとってリスク分散が図りやすく、手軽に始められる優れた投資手段です。まずは少額から始め、自分に合った商品を選び、長期的な資産形成を目指しましょう。

株式投資

株式投資は、企業の株を購入し、その企業の成長と共に資産を増やす方法です。
株式はリスクが高い一方で、長期的には高いリターンが期待できる投資先です。20代は時間を味方にできるため、若い時から株式投資を始めると、複利効果で資産を大きく増やすチャンスがあります。

また、株式投資は配当金や株主優待の制度もあり、資産を持っているだけで数%の配当金を受け取れたり遊底で商品券等をGETできることもあります。

初心者は、まずは少額から始め、有名な企業や安定した企業の株を選ぶと良いでしょう。証券口座を開設し、分散投資を心がけることでリスクを抑えつつ、成長を期待できます。

この会社の業績が良くなると確信している!この会社を応援したい!という気持ちがあればその会社に投資するのもよいですが、読みが外れて株価が落ち込むと投資した資金が激減してしまうことがあるのでリスクは高い投資先と言えます。

債券

債券は、政府や企業が資金調達のために発行する借金証書のようなものです。投資家は債券を購入することで、一定期間ごとに利息を受け取り、満期時に元本が返還されます。リスクが比較的低く、安定したリターンが期待できるため、初心者にもおすすめです。
国や地方公共団体、会社にお金を貸してあげるイメージですね!

債券には国債、地方債、社債などがあります。国債は特に安全性が高く、リスクを抑えたい人に適しています。一方、社債は発行企業の信用力に依存しますが、一般的に国債よりも高い利回りを期待できます。

すべての資産を債券だけに投資してしまうと大きなリターンは見込めないので、ポートフォリオに債券を組み込むことをおすすめします。株式などのリスク資産の変動を抑え、全体のリスクを分散する効果があります。特に、20代の投資家が長期的な視点で資産を安定的に増やすためには、債券の活用が有効です。

ETF(上場投資信託)

ETFは、株式市場に上場している投資信託で、個別株のように取引されます。ETFの魅力は、分散投資が簡単にできる点にあります。1つのETFを購入するだけで、複数の株式や債券、その他の資産に投資できるため、リスクを分散できます。

初心者にとっては、個別の銘柄を選ぶリスクを軽減し、全体的な市場の成長を享受することができます。また、ETFは管理費用が低く、コスト効率の良い投資手段です。特に、米国のS&P500に連動するETFなどは、歴史的に安定した成長を見せており、長期的な資産形成に適しています。

さらに、ETFは少額から始められるので、20代の若い投資家でも無理なく投資を始められます。
月々少しずつ積み立てることで、時間をかけて大きな資産を築くことが可能です。初心者でも簡単に始められるETFは、投資デビューに最適な選択肢と言えます。

point:投資信託とETFの使い分け

投資信託とETF(上場投資信託)の違いがよく分からないという方も多いと思います。上場している投資信託って…?どのように使い分けるの?と思っている方に2つを使い分けるポイントを解説します。

積立投資をする場合は投資信託がおすすめです。投資信託は少額から定期的に購入することができ、自動積立の設定も簡単です。長期的な資産形成を目指す場合、積立投資は時間を味方にしてリスクを分散できるため、安定した成長が期待できます。

一方、デイトレードのように取引を頻繁に行いたい場合はETFが適しています。ETFは株式市場でリアルタイムに売買できるため、価格変動に応じた迅速な取引が可能です。低い手数料で分散投資ができ、株式と同様に売買タイミングを自分で選べるのが魅力です。

投資信託とETFは、それぞれの特性に応じて使い分けることで、自分の投資スタイルや目的に合った効果的な資産運用が実現できます。積立投資でじっくりと資産を増やしたい人は投資信託、取引の柔軟性を求める人はETFを活用しましょう。

まとめ

投資を教える女性のイラスト

今回は、20代が投資をはじめるべき理由を解説しました。
20代が他の世代より圧倒的に有利なことは、”若い”ことです!
これは投資の世界だけでなく他の分野でも同様ですが、投資においては若い=時間があることは何よりも優位なことです。

20代のうちに投資の仕組みやルールを作っておくことで、あとは淡々と積み立てるだけで知らない間にお金のなる木を育てることができます。

今後、おすすめの証券会社も紹介したいと考えていますので、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました